新築 スカイハウス (重量鉄骨造)
2020/03/27
埋蔵文化財の調査。
こんにちは、休日は隙あらばドラマと映画を観ている広報も担当してますスタッフのJです。
ところで、突然ですが埋蔵文化財ってごぞんじですか?
埋蔵文化財とは文化保護法で定められた石器・土器・貝塚・古墳・遺跡などの事で、それらが埋もれているとされている土地のことを埋蔵文化財包蔵地といいます。
この埋蔵文化財包蔵地は文化庁のHPをみると、全国で約46万カ所あるそうで,毎年9千件程度の発掘調査が行われているそうです。思っていたより多いですよね!
重要な文化財の上に住宅を建てるわけですから、もちろん基礎や地盤調査でそれらを傷つけてしまうかもしれない、なので工事が始まる2ヶ月位前までに届け出を都道府県や政令指定都市などの教育委員会に提出します。そうすると、調査(試掘)を行ってくれます。
もし、文化財が発見されれば本格的に発掘調査が始まりますが、そうでない場合はそのまま工事をする事ができます。
そしてスカイハウスもその対象の土地でございました。
結構深く掘るんですね( ;∀;)
いくつか出たものを、数日かけて調べます。
調査後、数日すると熊本市の埋蔵文化財調査室から、丁寧な発掘調査概要なるものが送られてきます。
上の写真よりも、もっとはっきりとした調査写真とともに、詳しい説明もあります。
もともと大規模な集落遺跡のある土地なので、もちろんいろいろ出土したようでして、奈良・平安時代の土師器や瓦、竪穴住居に溝、土杭、柱穴、などなどです。詳しくは記しませんが、とても賑わっていた集落だったようです。発掘調査に協力いただいてありがとうございました。施主様への丁寧な感謝の意も表されています。
ここまでくると、ええ!工事して大丈夫なの!?と不安になりますが、大丈夫です(^^
予想範囲内の遺跡という事で、無事工事を進めていいという事なんです!(^^)!
もし、ここで、と~~んでもないものが出土すれば、話は別です!本格的な調査が数年に渡って行われたりします。
昔、集落で賑わっていた土地に、現代も住宅地があるってなんだかロマンス感じます。古代から現在まで、生活の営みは続いているのですね、そしてこれからも。
工事、しっかり大事に進めてまいります!よろしくお願いします!