住空間プロデューサーブログ
2019/08/19
天然乾燥にこだわる理由その1
今回は私たちが使用する木材について話します。
木造住宅の構造材には、もちろん木を使います。
木材の種類は、杉(スギ)、もしくは桧(ヒノキ)が一般的です。
桧より杉の方が安価なので、一般住宅では杉を使うことが多くなります。
ただし、土台だけはシロアリ予防や防腐を考えたとき、杉より油脂分の多い桧を使います。
さらに、桧は杉より硬いので、土台として適しているというのもあります。
昔は土台に、栗(クリ)の木など堅い木を使っていたようです。
そういえば、一度、ヒノキアレルギーのお客さまがいたので、万一のことを考え、杉の赤身(木材の内部の色が濃い部分)を使ったことがあります。一般に米松が使われたりしますがシロアリが好みます。そのため、弊社の梁材は杉を使用しています。
柱が杉で、梁が米松を使用した場合、シロアリは柱の杉は食べず梁の米松だけを食べているのをリフォームした時に体験しました。
それまでも米松は使っていませんでしたが、それを見てからは余計に使うことに拒否感を覚えました。
また、シロアリは下からだけでなく羽があるので上からもやってきます。
つづく