住空間プロデューサーブログ
2023/02/08
木造の家①~国産木材にこだわる~
こんにちは代表の田上です。木造について書いてみたいと思います。
近年、ウッドショックや世界情勢から木材も値上がりし、外国産材から国産材に切り替える工務店や建築会社が多くなりました。
弊社は住宅部新設以来、国産材・九州産木材や天然乾燥材を一貫して使用してきました。お陰様で製材所からも厚い信頼を得て良い木材を提供いただき、使用することができています。
木造は、日本の歴史をみても建物を造ることにおいての基本です。日本には昔から沢山の森林があったことも木造建築が多い理由のひとつだと思いますが、日本の気候風土に適しています。
木造には大きく分けると木造軸組工法と枠組壁工法(通称ツーバイフォー)があります。
【木造軸組工法】は、在来工法とも言われ、筋交いで耐力壁を形成しています。【枠組壁工法】では、パネルで耐力壁を形成しています。当社では【木造軸組工法】を採用しています。
日本は多湿であるため、接着剤で固めた積層板(集成材)よりも無垢材の方が適していると考えます。積層板(集成材)は品質を一定に保つ事ができますが、接着材の為どこまで湿気などに強いか不安な面があります。
その点、無垢材は育った地域や環境、材種によって強度はまちまちではありますが、適材適所な木材の使い方、強度の充分な木材の選定などで十分にその力を発揮すると考えます。
そして、はっきり言えることは、長い年月で木材が建物に使われ、今でも建立している建築物が数多くあるという事実です。
例えば築100年越えの土壁づくりの木造建築など、探すと田舎に限らず、市内でもあるものです。使い方やメンテナンスで長年使い続ける事ができるのです。
無垢材には日本の建築を長年見守り支えてきた実績があるのです。
次回につづきます。