住空間プロデューサーブログ
2019/10/16
住宅デザインの本質とは、設計から生まれる“機能美”
久しぶりの更新です。
今回は、家づくりに欠かせない、デザインのお話です。
デザインと聞くと、どうしても形や装飾を思い浮かべがちですが、
形や装飾を優先した家は、使い勝手の悪い家になってしまったり、家としての機能(雨漏りなど)を果たしていなかったり…、
と暮らす上でのちのち困ってしまうこともあります。
それでは住宅デザインで一番意識しておきたいことは何でしょうか。
それは機能美です。
以前、あるテレビ番組を観ていたら、
イタリアの自動車メーカー・フェラーリの車体の美しい造形は、
空力を考えて造られた結果だとデザイナーが話していました。
家づくりも同じです。
暮らしやすさや耐久性、強度を考えて設計し、結果的に出来上がった形が美しい。
それが住宅デザインの本質なんです。
私は、住宅デザインとは意味があるものでなければならないし、
飽きがこないもので、バランスが大事だと考えています。
さらに言えば、住宅デザインはすべての人が共感できるものでなくてもよいし、
住む人にとって心地いいものであればよいと思っています。
住宅におけるデザインは奥深いお話なので、続きはいずれ書きたいと思います。