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なぜ家づくりを始めようと思ったのか。

　それは、ただ単にお客さんにとって喜んでもらえる家を提供できれば、とてもいいことではないかという思いから始まっている。喜んでもらえていることへの自己満足である。お客さんが喜ぶことで自分も満たされるのであればいいことだと自分では思っている。じゃあ、どうすれば喜んでもらえるのか。
それは、お客さんが求めているものに応えることだと思う。色んな考え、色んな年代、色んな家族構成、色んな土地、色んな思い．．．と数えきれないほどの条件がある。それを一つ一つひも解いて家というものの形にしていく、これを繰り返し行うことが我々建築屋の仕事だと思っている。

　また、プロとして時にはアドバイスをしたり納得をしてもらうためにじっくりと説明をしていく事が必要な時もある。そこで現在、自分自身が完璧に今述べたことがやれているかと言ったらまだまだ足りない部分がたくさんあると思う。今までつくってきたお客さんからは大変喜んでもらえているとは思うが、まだまだ足りない。

　もっともっと勉強をして技術面のスキルを上げるのはもちろん、人間性ももっともっと磨いていく必要がある。そして、お客さんから末永く愛してもらえる家を造っていきたい。